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2016年5月26日 (木)

2016.2.26

先日『ホワイト・ゴッド』というハンガリー映画を観てきました。
犬の反乱を描いた小説ですが、やはり犬というだけで辛い気分になりますね。
階級社会、人種差別、移民排斥、選民思想・・・ヨーロッパ社会の寓話として描いたこの映画は
ある程度現在の欧州事情を知っておくと面白く見られると思います。
 偶然にも同じハンガリー映画で『サウルの息子』というのも先日観てきましたが、
こちらはナチのアウシュヴィッツ収容所でナチの下で働くユダヤ人部隊ゾンダーコマンダーの話。
強制収容所を疑似体験するような撮影方法で、その衝撃たるや凄まじいものがありました。
アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作ですが、たぶん受賞するでしょう。
アカデミーネタでもうひとつ。
長編ドキュメンタリー部門にノミネートされている、
『ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への戦い』も凄かったです。
2014年のウクライナの首都キエフでEU加盟派の市民デモを親ロシア派の大統領が弾圧するという
「キエフ騒乱」を市民側から撮影したドキュメンタリー映画です。
国家からの暴力による市民排除だけでなく、市民を狙撃するという、国家警察の常軌を逸した弾圧に、
旧ソ連時代の亡霊を観た思いです。
市民の口から「自由の為なら死も厭わない」という言葉が出る事実に、ウクライナの歴史の悲痛さが感じられました。

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