« 2015.8.8 | トップページ | 2015.8.27 »

2016年5月26日 (木)

2015.8.14

ここ最近、戦争映画を観まくっております。
昭和19年公開の木下恵介監督『陸軍』は、陸軍省後援、情報局國民映画と銘打ったバリバリの国策映画。
ラスト、息子が出兵した日、田中絹代が崩れ落ち軍人勅諭を呟くシーンに鳥肌です。
戦争に対する世間の空気を読んだ言葉と、反する本音の言葉が描かれた、戦中の国策映画とは思えない内容でした。
同年に戦意高揚映画として作られた藤田進主演の『雷撃隊出動』もまた「生きて戻れぬ出撃」が重くのしかかるという、
まったく戦意が高揚しない暗い映画になっておりました。
さすがに昭和19年ともなると国策映画でも敗戦の空気は払拭できなかったのでしょうか。
海軍省後援で開戦一周年記念で制作された『ハワイ・マレー沖海戦』(1942)の勇ましい雰囲気と比べてみるのも面白いです。

昭和28年に制作された『太平洋の鷲』(1953)では山本五十六役を大河内傳次郎、艦上爆撃機の操縦士を三船敏郎が演じておりまして
その後、三船敏郎は『ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐』(1960年)で山口多門海軍中将役、
『連合艦隊司令長官 山本五十六』(1968)では山本五十六役と、役柄が出世していくのも面白いです。
ちなみに『日本海大海戦』(1968)では東郷平八郎を演じております。

|

« 2015.8.8 | トップページ | 2015.8.27 »

メルマガ後記」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1542675/65691269

この記事へのトラックバック一覧です: 2015.8.14:

« 2015.8.8 | トップページ | 2015.8.27 »