« 2012.1.20 | トップページ | 2012.2.9 »

2016年5月25日 (水)

2012.2.3

どもメルマガ管理人です

先日、大友克洋の画集「KABA2」が発売になりました。
大友克洋といえば、その後の日本の漫画を変えてしまった『AKIRA』という漫画史に残る重要作品を生み出し、それ以前には『童夢』で日本SF大賞を受賞。
漫画ではは数少ない「日本人」を描ける漫画家でもあります。
 この大友克洋の漫画界における登場時のインパクトは凄まじいものがありました。詳しく語ると漫画作画論になってしまい数回にメルマガを分けねばなりませんので割愛しますが、一点だけ挙げれば、それは「絵」です。
漫画で「絵」が重要なのは当たり前と思われるかもしれませんが、大友克洋登場以前に、絵に「汚れ」「皺」「影」を入念に描いた漫画はほとんど国内にいません。そしてその「絵」というものは1枚絵ではそれなりに上手く描けるものですが、漫画という、コマ割で動きを表現する際の絵のクオリティはずば抜けています。
また、実は最近のコミックではあまり重要視されなくなりましたが、「奥行き」いわゆるパースの多様と、映画的アングル(特に引きの「絵」とクローズアップの「絵」)を漫画に導入したことも画期的でした。人物の位置関係、背景となる建物全てを綿密に考えてコマを割っているのは驚嘆します。そのご作画、漫画技法の底上げがなされたのも大友克洋の登場あってのものだと思います。
また、その大友克洋を生み出したのはヨーロッパにおけるバンドデシネのメビウスなどになるのですが、それはまた別のお話・・・

大友克洋作品集
「KaBa OTOMO KATSUHIRO ARTWORK2」
1990-2011 Illustration Collection
講談社 6,825円

4/9~5/30
大友克洋GENGA展
東京 アーツ千代田
http://otomo-gengaten.jp/

|

« 2012.1.20 | トップページ | 2012.2.9 »

メルマガ後記」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1542675/65673337

この記事へのトラックバック一覧です: 2012.2.3:

« 2012.1.20 | トップページ | 2012.2.9 »