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2016年5月25日 (水)

 2012.11.9

安部公房の「R62号の発明・鉛の卵」という文庫があります。
「会社を首にされ、生きたまま自分の死体を売ってロボットにされてしまった機械技師が、人間を酷使する機械を発明して人間に復讐する・・・」
 そう、SFです。昭和28年発表のSFです。同録の「鉛の卵」も80万年後の地球という時間SFですが、主人公が「労働は好きか嫌いか?」と質問をされるなど、当時の社会の雰囲気と多分に安部公房の思想を組み込んだSF小説だったのでした。
 『砂の女』『箱男』が安部公房作品として有名ですが実は初期作品はSFが多く、星新一と並び日本SF黎明期のSF作家として有名だったのです。
文豪の小説というと難しいイメージがありますが、初期作品などは非常に分かりやすく、またイメージとは違った作風にも触れることが出来ます。
選書を愉しむ方法としていかがでしょうか。

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