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2011年7月

2011年7月31日 (日)

【感想】「犯罪」 東京創元社

 「デビュー作の翻訳モノにハズレなし」とはよく言ったもので(私が勝手に言っているだけですが)やはり処女作というのは著者渾身の作品。そのもてる力、人生、人間性、過去、知識、教養、すべてを作品に注入しているからこそなのか、力強さを感じる作品が多い。また、幾多の批評をクリアし、一つの作品として、商品としての価値が認められ店頭に並ぶ。更に作品がエージェントの目に留まり、翻訳され、海を越え異国に並ぶ。これだけの関門を辿りぬけて日本で出版されたのだから、当然面白いはず!凡作だったら出版に関わった多くの人間が浮かばれませんよ(笑)

 

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2011年7月28日 (木)

手話体験会

127  7月23日に学びやブック「誰でも手話リンガル」(明治書院)の著者、松森果林さんをお招きして「手話体験会&サイン会」を開催いたしました。

60歳以上の男女に「手話に対する印象は?」というアンケートをしたところ
「難しそう」「どちらかといえば難しそう」があわせて95%にものぼったそうです。
これは体験したことが無ければどのようなものかもわかりません。しかも、普段手話を目にする機会はあまり無く、テレビのニュースなどで、多くの情報を素早い手話で通訳しているところしか見たことがありません。私自身、イメージする手話とは非常に高度で複雑な技術を要するコミュニケーション方法だと思っていました。

この体験会を参加すると、もっと簡単でいいんだな。と考えが変わりました。
また松森さんの雰囲気がすごく肩の力が抜けると言うか、リラックスして聞けるので、とても良かったと思います。(仕事上、進行役ではあったので緊張感はありましたが)

 相手への気遣いで、完璧に手話ができないと「恥ずかしい」、「相手に申し訳ない」など、逆に壁を作ってしまうのだと思います。
英語でニュースを喋れるようにはなれないから、英語は難しいと思いますか?
手話も挨拶と感情を伝えることができればコミュニケーションは成立。「筆談でお願いします」という手話を覚えれば筆談でコミュニケーションができます。

スタートは「挨拶」。172_2
コミュニケーションの始まり「挨拶」から手話を憶えてみてはいかがでしょうか。

日本語と手話という二つの言語を使う、手話+バイリンガル=「手話リンガル」なら、水中でもガラス越しでも会話ができるのですよ?悪口は手話に切り替えれば誰にも聞こえませんし(笑)

現在当店では朝礼時に簡単な手話をスタッフで練習しています。(ほんと簡単な手話ですが)
言葉と同時に手話の動作が自然に出るようになるといいなぁ。

32522963 「誰でも手話リンガル」 松森果林著

 明治書院 1,260円(税込)

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2011年7月23日 (土)

【感想】「ゼロ年代アメリカ映画100」芸術新聞社

90年代はクエンティン・タランティーノとスティーブン・スピルバーグ。そしてセガールの時代だった(笑)

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2011年7月21日 (木)

形態は機能に従う

31157913_2  「形態は機能に従う」とはフランク・ロイド・ライトの師ルイス・サリヴァンの言葉。モノに普遍的な価値を見出す時、それは世代を問わず、そのモノの機能とデザインを共有していること、そして直線の清潔感、曲線の心地よさ、この二点の交わるデザインがロングセラーデザインになると感じます。

平凡社 コロナブックス 

関連書としてもう1冊 アップルのデザイナー ジョナサン・アイブも影響を受けたディーター・ラムズのRamsbook_3 作品集「Dieter Rams: As Little Design as Possible 」(洋書)。ディーター・ラムズはドイツ家電メーカー「ブラウン」で活躍。伝説のインダストリアルデザイナーです。特に80年代に掲げた「グッドデザインの10原則」はあまりにも有名。

ファイドン社 (洋書)

「グッドデザイン10原則」

・良いデザインは革新的である
革新の可能性は決して尽きることはない。
技術的進歩は常に、革新的デザインに新しい機会を提供する。
革新的なデザインは常に革新的な技術と並行して発展し、それ自体が終わることは決してない


・良いデザインは機能的である
製品は使われるために購入される。
製品は特定の基準を満たさなければならない。
これには機能性だけではなく、心理的および美的な基準も含まれる。
良いデザインは、実用性を損なう可能性のあるすべてのものを排除しながら、製品の実用性を重視する。


・良いデザインは美的である
製品の美的な側面はその実用性に不可欠である。
それは、私たちが毎日使う製品は、快適な暮らしに影響を与えるためである。
ただし、うまく実現できたオブジェクトのみが美しくなり得る。

・良いデザインは製品をわかり易くする
それは製品の構造を明らかにする。
製品に自ら語らせることができれば尚良い。
一目瞭然であれば、最高だ。


・良いデザインは出しゃばらない
目的を遂行する製品はツールのようである。
それらは装飾的でもなく、芸術品でもない。
そのため、使う人が自分らしさを表現できる余地を残した、ニュートラルで抑制の効いたデザインであるべきである。


・良いデザインは正直である
それは製品を、実際以上に独創的とか、効率的であるかのように見せかけない。
消費者を惑わせるようなものであってはならない。


・良いデザインは長持ちする
流行を取り入れないため、決して時代遅れにならない。
それは流行を追った、今日の使い捨て社会とは対極にある、長く使えるもの。

・良いデザインは細部まで周到である
不明瞭であったり、成り行きまかせな部分があってはいけない。
デザイン過程の配慮と精密さが消費者に対する敬意となる。


・良いデザインは、環境にやさしい
デザインは、環境保全に重要な貢献をする。
製品のライフサイクルを通じて、資源を節約する。
物理的な汚染だけでなく、視覚的に世の中を汚染することもあってはならない。


・良いデザインは最小限である
Less, but better(ミニマルで機能的)―それは、本質的な面に集中し、製品が本質的ではないものを排除するためである。
本質とシンプルさへと立ち返る。

と、まぁ、この原則を読むと、デザインは美的観点だけではなく、環境、機能、思想までも関わる一つの普遍的哲学だと感じます。そしてこの10原則がロングセラーデザインとなる。

「良いデザインは長持ちする」という原則は、使い捨ての時代である現代への耳の痛い指摘です。

Dieterrams_4   

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和文タイプライターという近代精神

Img_1579 「ワープロ」を知らない世代がいることをご存知だろうか。今回は「ワープロ」を知らない世代は話にもならないタイプライターの御話。

先ごろ、世界で最期の生産工場が閉鎖されたタイプライター。1714年にヘンリー・ミルが発明したタイプライターは、19世紀に商用として普及。「カシャカシャカシャ、ジ----ッ」の音色とともにキーの感触とあわせてノスタルジックな味わい。

欧文はアルファベット26字と数字など50キー程度なのですべてが事足りる。しかし、コレが和文となると話は別。頻度の高い文字だけで3000文字、漢字、ひらがな、カナ、数字、漢数字など、気が遠くなるような文字数。

コレをタイプライターにしたエライ人がおりました。大正三年に杉本京太が和文タイプライターの開発に成功します。その後「ワープロ」が台頭する1980年くらいまでは文書制作の主役でした。Img_6615

先日のブックフェアにて実際の和文タイプの実演を見てきましたが、なんといいますか、「執念」というものを感じます。様々スイッチ、活字箱に並ぶ無数の活字。この活字の配置を覚えないと、効率的に文字を打てません。扱う人間にもそれ相応の要求をしてくる和文タイプライター。そう、これは機械との真剣勝負。しかも、和文タイプではタイプミスが許されない。ヤルかヤられるか。ほんとPCで作業してスミマセンと謝りたくなります。
 昔はこの和文タイプライターで印刷会社の方は版下制作をやっておられたのかと関心いたしました。

26文字で言葉が紡がれる欧米の合理的言語のタイプライターを、和文に強引に融合させる和洋折衷に大正時代の脱亜入欧精神。そしてその中に、相手が機械といえども常に相応の覚悟で立ち向かわねばならない武士(もののふ)の精神を垣間見た次第であります。

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2011年7月19日 (火)

エンボッサーを見つけるの巻き(テスト)

Img_0302_2エンボッサーというオフィス文具をご存知だろうか。手紙や便箋などに社名ロゴなどをエンボスをつける道具である。アメリカでは親展などの封書に発行元がエンボスをつけることによって公式な文書としての証明になっていた。

今、これをパーソナルで使用するのがカッコイイ。と勝手に思っている。メールなどで連絡がこと足りてしまう昨今ではあるが、パーソナルな文具では万年筆などの手書きによる「心」のこもった伝達方法が見直されている。今、その書かれる「紙」にもオリジナルを求めることが文具通の証。そして遂に当店でも取り扱いを開始することとなった。写真のエンボッサーはアジアや欧州で実績のある台湾の「三勝文具」の独自ブランド「シャイニースタンプ」。
http://www.stantec.co.jp/

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売り場の異常な愛情または私は如何にして心配するのを止めて品切れを愛するようになったか(テスト投稿)

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ゲーム「L.Aノワール」で密かなノワールブームが到来。ジェイムズ・エルロイのフェアをやるもこの有様。版元品切のため(たぶん重版はしないだろう)L.A暗黒四部作が「ブラック・ダリア」だけという。

 あまりにもお粗末なフェアなので古書店にお願いして、残り四部作「ビッグ・ノーウェア上下」「LAコンフィデンシャル」「ホワイト・ジャズ」を探してもらい、店で展開させてもらうようにお願いした。

 しかし残念ながらお付き合いのある古書店さんにはエルロイの文庫は残っていなかった。海外作家の文庫は売れないからあまり在庫は持たないのだそうだ。海外作家ファンのお客さまとの会話で「海外作品は絶版が早い」「新刊で逃すと二度と出会えない」「シドニー・シェルダンに騙されるな」との発言が頻繁に交わされる。そして古書店めぐりでお目当ての本を探す旅に出るわけなのだ。amazonのマーケットプレイスなら簡単に買えるという意見もわかるが、版元品切などの本は定価を超える価格設定が多く(定価980円の文庫を2500円で買うなんて!)日本全国にある古書店を巡って探したほうが、場合よっては量り売りで買えてしまうし、もしかするともっと素敵な本に出会える可能性だってある。

毎月毎日、数百点という売れるかどうかわからない新刊で店を埋め尽くすより、過去に実績を作っている既刊本でお店を作ったほうがどれだけ楽しい店になるか。しかし、10年も経つとよほどのことが無い限り出版社は絶版。運が良くて品切重版未定。
 そんな、新刊書店がどんなに足掻いても仕入れられない本を、古書ならいとも簡単に揃えることができるのだ。同じ本である。書店でそれが販売できないなんて。書店というものが新刊(いわゆる取次ぎを通した仕入れ)だけで店を作るという考えには小さな書店では限界を感じる。セレクトしたアイテムを店頭で売るには取り扱いする商材を狭めるような考えは捨てたほうがいい。
 本屋で働き、本を扱うことを楽しむなら、扱えない本は少ないに越したことは無い。

電子書籍とやらが普及し、絶版や品切れで読めなくなる本が「無くなる」日がくるのだろうか。

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「ジェノサイド」文字のテスト

32568184  「進化した人類に旧人類が滅ぼされてたまるか

人種、民族、種、他者への無理解、思考の停止、感情の遮断。この人類の排他的思考とその攻撃性を、重層的に繰り返し語られる。それが少し説教臭くもあるが、先の読めない展開にぐいぐい引き込まれていく。

 人類の進化の過程で、自然の摂理に抗う旧人類というプロットは、視点は違うが「X-MEN」と同じだ。身体的な特殊能力か、人知を超えた知性との違いだったりする。進化した人類が旧人類を絶滅させるかどうか、小説の中で人類が猿を下等な生き物として観察する場面があるが、そこまでの知性の乖離は疑問だ。旧人類の絶滅は、退化、たとえば繁殖能力を失うといった「トゥモローワールド」的世界の後、緩やか絶滅するのではないか。というようなことを書いていたら幻魔大戦とかサイボーグ009とかそういえば似たような特殊能力系の作品は日本にもあるなと思出だした。ジャニーズとかで実写映画化という考えが頭をよぎったりしたが、忘れることにした。

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展示会のあれやこれ

MILANの文具など

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サファリ フレンドシップペン【限定】

日独150周年記念モデル

キャップ部にロゴ

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ニブはステンレスだがブラック!

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2011年7月18日 (月)

テスト

テスト

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